こども六法

著:山崎聡一郎   発行:弘文堂

© 2019 こども六法プロジェクト×弘文堂

弘文堂:〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台1丁目7番地

こどもの「世界を広げる」本を目指して


こんにちは。 こども六法の企画・プロデュースを担当しております、小川凜一です。


皆様のご支援のお陰で、現在順調に条文の翻訳作業も進んでおります。 法律の専門家の方々からの有難いアドバイスも頂きながら、完成に向け、尽力を続けております。


早いもので、クラウドファウンディング開始から半年が経ちました。 当時ご支援いただいた皆様から見て、こども六法の必要性は、どう変わったように見えるでしょうか?


私は、より必要性が高まってきているように感じています。


元々、「いじめ」への対応策として、スタートしたこの企画。 書籍化を目指して広告を打った時も、そのコンセプトは、「いじめという犯罪をなくそう」というものでした。


しかしながら、昨今の痛ましいニュースを見るに、いじめ以外にも様々な場面で子どもの法教育の必要性を感じられた方もいるのではないでしょうか。

私は大学で小学校教育を学び、学業や仕事で たくさんの子どもと触れ合ってきました。 その中で強く感じたことは、言葉を選ばずに言えば、「子どもの世界は狭い」ということでした。


テレビや本といった、遠い世界の話を除けば、 身近にいるのは、同じ教室にいる友達と、保護者と、先生。 塾や習い事などを含めても、子どもが直接会える人は非常に限られています。

そのほとんどを、子どもは自分で選ぶことができないのです。

極端な話をすれば、運次第。


子どもが困った時、通常大人が助けてくれます。 危ない状態になった時、周りの大人が事前に察知してくれます。


でも、万が一その大人が助けてくれなかったら? 自分の状況は救済されるべきものと、大人が教えてくれなかったら?


子どもの狭い世界の中では『周りの大人次第』の場合が多くあります。 その周りの大人に恵まれなかった時、子どもは助けを求めるどころか、自分の危機的状況すら理解できないこともあるのです。

これはとても危険なことだと、強く感じています。


子ども六法の翻訳の過程で、『法律はよくできている』と日々強く感じます。 法律の内容を噛み砕くために、一度理解する過程で、法というものが、様々な『不条理』や『誰かの悪意』からの、セーフティネットとして、非常によく整備されていることが改めて感じられます。


もちろん、法律も万能ではありません。 しかし、子どもが『自ら』現状は『正しくない』と理解して、打開に向けて踏み出す一つの手段にはなれるのではと考えています。


『運次第』で済まさない、子どものための『自衛』の一歩

そして、こども六法をきっかけに、こども六法以外でも『周りの大人次第』ではない、子どもに降りかかる様々な不条理への対応策はなんだろうと一人一人が考える世の中になればと考えています。

その姿勢から、世の中は少しずつ変わって行くのではないでしょうか。

最後にはなりますが、改めまして、数々のご支援、ありがとうございました。 完成に向け、一層努力してまいりますので、今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

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